航空貨物の輸出入を業務委託するなら要チェック！海外発送の注意点とは？

書類準備

海外発送において重要となるのが書類の準備です。国内へ商品を発送する際は、特別な書類を用意する必要はないでしょう。宛先さえわかっていれば、商品を発送できます。しかし、海外発送についてはそれほど簡単ではありません。

海外発送とは、輸出を指します。つまり、海外発送は貿易の1つになるのです。貿易では送り状だけでなく、税関の申告も必要になるのでコマーシャルインボイスを用意する必要があります。

書類準備に不備があると、空港に商品を持ち込んだとしても発送できません。商品が届くまでに時間がかかると、お客様も会社への不信感を抱く可能性があるでしょう。スムーズに商品発送ができないと様々なデメリットがあるので、それを行うためには、正しい書類準備が大切なのです。

梱包

次に重要になるのが梱包です。国内での発送の場合も、商品の内容によっては形が崩れないように工夫して梱包するといった工夫が必要です。割れ物注意の表示をする場合もあるでしょう。海外発送の場合でも、これらが必要なことには変わりありません。

しかし、海外発送は国内発送と比べて移動時間が長いです。さらに飛行機を利用するため、トラックでの移動と比べて、商品に対する負荷が非常に大きくなります。

そのため、国内発送と比べてより頑丈に梱包しなくてはいけません。商品によっては梱包が甘かったばかりに、お客様の元へ届いた時点で割れていたり、形が崩れていたりする可能性があります。それがきっかけで取引の終了やクレームにつながってしまうかもしれません。国内発送と比べてより頑丈に梱包するよう心がけてください。

法令の遵守

最後のポイントとしてご紹介するのが、法令を遵守する必要性についてです。国によってどのような商品を輸出入できるかは違います。他の国では問題なくても、別の国では法令に抵触するケースもあるので、国ごとの法令を確認しなくてはいけません。

また、航空貨物の危険物として指定されている商品もあります。そういったものを輸出する際は、別途危険物申告書などを準備しなくてはいけません。予想外の商品が法令に抵触してしまうケースもあるので、取引の際に法令上問題ないか確認しておくのが大切です。

これらが物流において押さえておくべきポイントです。きちんと行うことで、はじめて海外発送が実現します。
しかし、物流のノウハウがない場合、一から勉強しつつ行わなければならないため大変です。あまりにも手間だと感じるようであれば、物流代理業者に依頼することをおすすめいたします。代理業者に依頼した場合、物流に関するあらゆる業務を任せられるので手間がかかりません。