物流・空輸で東南アジアへ進出！そのメリットや注意点とは？

東南アジアへ進出するメリット

事業を東南アジアに進出させるメリットは数多くあります。その中でも特に大きなメリットと考えられるのが経済成長率です。東南アジアは人口がどんどん増加しており、人口の増加によって働く人が増加することで、自然と経済も成長しています。

東南アジアの人口は、今後も増え続けると予想されています。また、生産者人口の増加によって、将来的にも経済成長率は高まっていくと考えられています。

対して日本は、少子高齢化社会が深刻な問題となっています。経済的にも衰退が目立ち始めてきていますので、東南アジアへ事業を進出させて労働力を確保するのは理にかなっているのです。実際に多くの企業が東南アジアへの進出を検討しています。また、なかにはすでに進出して、高い成果を得ている企業も存在します。

そんな東南アジアへの進出ですが、実際に行う際には注意するべき点もあります。それらについて理解したうえで、メリットとデメリットを天秤にかけて進出を行うかどうかを判断してください。

東南アジアへ進出する際の注意点

・慎重に事業選定する

顧客がどのような商品を求めているかは国によって異なります。日本で販売している商品をそのまま東南アジアに持ち込んだからといって、必ず売れるわけではありません。東南アジアで商売をしたいのであれば、東南アジアの国民性を理解したうえで商品を選定し、事業を考え、料金設定することが大切です。

また、日本の国内で生産した商品を東南アジアに持ち込むのか、東南アジアに工場を作ってそこで生産するのかも考えなくてはいけません。日本で作った商品を持ち込む場合は、物流面の整備に関する検討も必要です。

・関税と禁制品を理解しておく

海外へ商品を輸出する際は関税がかかります。この関税の金額ですが、輸出する商品の種類によって異なります。そのため、取り扱う商品によっては思わぬコストになってしまう可能性もあるのです。自社の事業内容によっては、そもそも東南アジア進出が適していない可能性もありますので注意しなくてはいけません。

また、国によってはそもそも輸入ができない商品もあります。自社の商品を届けられるかどうかも確認しておきましょう。

・決済方法を事前に調査する

国によってメインで利用されている決済方法の種類は異なります。日本と同じ感覚で決済方法を選定すると、東南アジアでは利用しづらいと感じるかもしれません。そのため、現地ではどのような決済方法が主流になっているかを事前に調査しておく必要があります。

これらが東南アジア進出をする際の注意点です。東南アジア進出は非常に魅力的ですが、行えば必ず成功するわけでもありません。リスクも理解したうえで、進出を検討すべきです。

海外への進出は、利益増加につながる可能性があるため、前向きに検討する価値は十分にあります。東南アジアは企業にとって魅力ある場所であるため、進出先の候補地となりえるでしょう。