水産の輸入や輸出をする加工や仕入れ業者が知っておきたい貿易の知識とは?
水産の仕入業者が海外へ輸出、輸入を行うにあたって、主な貿易の種類と特徴を把握しておくことはとても大切です。また、貿易をする上で欠かせないコンテナにも様々な種類がありますので、そちらも把握しておくことをおすすめいたします。
知っておきたい!貿易(輸出・輸入)の主な種類と特徴とは
貿易は細かく分類すると、7つにわけられます。ここでは、主な7種類の貿易を取り上げ、それぞれの特徴やメリットをご紹介します。
直接貿易
売りたい側と買いたい側が、商社などを挟むことがなく、直接取引を行うことを指します。業者などの仲介を通さないために、中間マージンがかからず、コストを抑えることができるのがメリットです。
しかし、直接交渉の際、輸出に関する手続きをする手間がかかるので、その点はデメリットといえるでしょう。また、契約、与信や為替といった様々なリスクもあるので注意しなければなりません。
間接貿易
商社や業者を仲介して貿易を行うことを間接貿易と呼びます。輸出入の経験が豊富な会社を間に入れることで、手続きを依頼でき、トラブルが発生しても処理を任せられるのがメリットです。商社のノウハウやネットワークによって、取引先を探すこともできます。業者へマージンが必要となり、コストがかさむことがデメリットです。
仲介貿易
外国で生産、製造された物を、自国ではなくさらに違う国に販売する貿易のことです。貿易を仲介して、そのマージンを得ることが目的であり、中間貿易と呼ばれることもあります。
委託加工貿易
外国から原材料となる貨物を輸入し、自国で加工をして輸出することです。その逆に、輸出した材料で加工した製品を輸入することを、逆委託加工貿易といいます。
中継貿易
輸入した貨物を、一旦保管する、もしくは加工した後に、また違う国へ輸出する貿易のことを中継貿易と呼びます。
政治的な理由で直接輸出入が難しい、もしくは関税が安くなるといった理由のために行われることもあります。
個人輸入
海外の業者と直接交渉して、個人が自身で使うために製品を取り寄せることを指します。
開発輸入
開発輸入とは、企業が自国の需要に合った製品の企画、開発を行い、海外で生産、製造を依頼します。製造された製品をすべて輸入し、自国で販売することです。
人件費が安い地域で生産、製造することでコストを抑えられる、また雇用をもたらすことがメリットです。
輸出・輸入に欠かせない!コンテナの主な種類と特徴とは
コンテナが導入されたことは、20世紀の物流におけるイノベーションだといわれています。大幅な効率アップにつながり、コスト削減にもなったためです。
ここでは、6種類のコンテナについて、それぞれの特徴、用途をご紹介します。
ドライコンテナ
ドライコンテナは、一般的にコンテナと呼ばれるタイプです。サイズは主に3種類で、20フィートコンテナ、40フィートコンテナ、45フィートコンテナと、長さによって更にわけられます。
輸送だけではなく、陸においては倉庫としても用いることができるのが特徴です。
リーファーコンテナ
リーファーコンテナとは、冷凍の貨物、冷蔵の貨物を輸送するための特殊コンテナです。コンテナの中に冷却のための設備があるので、一定の温度に調整できるようになっています。
野菜や肉、魚などの食品だけでなく、温度管理が必要な医薬品、美術品の輸送も可能です。会場や鉄道、陸上の輸送など幅広く使われています。
オープントップコンテナ
オープントップとは、天井の取り外しができる、もしくは天井がないコンテナのことを指します。
防水シートなどが天井の代わりとして用いられ、大型の機械やコイルなどコンテナの高さを超える物体の輸送に適しています。
フラットラックコンテナ
フラットラックコンテナは、両サイドと屋根がない、床の部分だけのコンテナです。パネルが折り畳められるうえに、床部分の強度が高いのが特徴です。
通常のコンテナサイズを超える、トレーラーやクルーザー、鉄鋼パイプといった重量貨物の運搬に向いています。
両側にコンテナが置けないため、積み上げする場所の制限や制約があることに注意してください。折り畳むことができるので、輸送コストがカットできます。
フラットベッドコンテナ
フラットベッドコンテナとは、フラットラックコンテナのパネル部分がない、床のみのコンテナです。サイズ超過の貨物、重量貨物、長い荷物に向いています。
タンクコンテナ
タンクコンテナは、鉄鋼フレームの中にタンクがある構造のコンテナです。液体貨物を運搬するために用いられています。コンテナのサイズは、内容量によって異なります。
コンテナによる輸出・輸入なら株式会社 龍原へ
輸出、輸入で用いられるコンテナは、国際標準化機構という規格で大きさが決まっています。コンテナ貨物で海上輸送を行うには、量によって2種類の方法があり、手続きのタイミングが異なります。
FCL貨物は、1台のコンテナがすべて同じ荷主です。LCL貨物は少量のため、1台のコンテナに複数の荷主の荷物を詰めて出荷されます。それぞれの違いを知って、適した方法を選択しなければなりません。
株式会社 龍原は、海外とのパイプが潤沢です。水産物の輸入に関することは、ぜひお気軽にお問合せください。
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会社名 | 株式会社 龍原 |
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定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
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