業務用水産物の価格を抑えるなら旬の魚介類を選ぼう!どんな魚介類があるのかを解説
業務用水産物を扱おうと考えているけれど、何を扱えばいいのかわからないという方はいるのではないでしょうか。そんな方はまず、旬の魚を扱うのがおすすめです。
旬の魚にはどんな魚があるのかわからないという方のために旬の魚の種類とおすすめする理由について解説します。
【季節別】旬の魚介類をご紹介
魚介類には必ず旬の時期があります。旬の時期は脂が乗って味がよくなるので、水産物を扱う業者は知っておかなければなりません。
そこで、ここでは季節に応じた旬の魚介類について解説します。
3~5月が旬の魚介類
3~5月は真鯛、鰹、しらすといった魚が代表的です。冬の厳しい寒さから身を守るために脂を身体に貯め込んでいるので、味がよくなるのです。特に真鯛は桜鯛とも呼ばれ、ホルモンの影響によって身体がピンク色になります。
また、5月後半の鰹は初鰹といわれていて、さっぱりとした味が魅力です。
6~8月が旬の魚介類
6~8月は鯵、穴子、鮎などが該当します。他にも旬の魚はありますが、全体的に白身魚が多い傾向にあります。白身魚はタンパク質が豊富で、さっぱりとした味わいなので、食べやすいのも特徴です。
調理方法としては、王道の塩焼きの他にバターでソテーしたりくさやにしたりと料理のバリエーションが豊富です。
また、穴子や鰻も脂が乗る時期で、栄養分が豊富なので夏バテを防ぎたい方にぴったりでしょう。
9~11月が旬の魚介類
9~11月は秋刀魚、鰆、鯖などが旬です。
全体的に青魚が多い傾向にあり、脂が乗っていて旨味がたっぷりの魚であることが特徴です。特に秋刀魚は安価でありながら料理のバリエーションが豊富で、王道の塩焼きだけでなく、リゾットや竜田揚げ、寿司などが挙げられます。
一方で日持ちしないので、業者が扱う際には注意が必要な魚でもあります。
また、鰹も旬の魚の一つですが、3~5月に採れたさっぱりとした味わいの初鰹と違って、秋の鰹は脂が乗っています。
12~2月が旬の魚介類
12~2月は鮪、鰤、河豚などが旬です。冬が旬の魚は厳しい寒さによって身が引き締まり、脂肪を蓄えるので、旨味たっぷりの魚となります。
日本人に人気の鮪がこの時期は旬であり、他にも人気の魚が他の季節と比べて多いのが特徴です。
また、ホウボウも旬の一つで、ブイヤベースによく使われます。白身魚にも関わらず淡泊さを感じさせない旨味があります。
年2回旬を迎える魚がある
実は旬の時期を年2回楽しめる魚もあります。鰹、鱧、鰻がそれにあたり、時期によって味が変わるのです。例えば、鰹は5月頃の初鰹の頃はさっぱりとした味わいを楽しめるのに対して秋に採れる鰹は脂が乗った濃厚な味わいを楽しめます。
このように時期で異なる味わいを楽しめることを覚えておけば、魚業者は有利に仕事を進められます。
旬の時期が1年間通しての魚もある
1年中を通して旬が続く魚もあります。例えば、鰈や鮪がそれに当たります。しかし、全ての鰈が1年中、旬という訳ではなく、赤鰈は冬、黒鰈は春といったように種類によって旬がわかれているのです。
これは鮪も同様です。どの種類が旬の時期なのかを押さえておくことで、脂の乗った旬の魚を入手するタイミングを掴めるでしょう。
旬の魚をおすすめする理由
魚自体は1年中とれますが、できれば旬の魚を入手するのがよいのは間違いありません。その理由は主に以下の3つです。
- 味がいい
- 栄養が豊富
- 価格が安い
具体的な理由について解説します。
味がよい
旬を迎えた魚は味がいいです。同じ魚であっても旬の時期と旬ではない時期とでは味に雲泥の差があります。味がよければ需要は高まりますし、味覚を形成する食育の観点からもよい影響があります。
栄養が豊富
旬を迎えた魚は、産卵をするために栄養を多く貯め込んでいます。ビタミンやミネラルといった栄養や脂肪分を多く貯め込んでいるので、人間の身体にとって必要な栄養素を効率よく摂取できます。
健康を維持するためにも旬の魚を食べることは重要なので、旬の魚がおすすめです。
価格が安い
旬の魚は旬でない時期と比べて価格が安いです。旬の魚は、産卵のために湾内にエサを求めてやってくるので漁獲量が増えます。
漁獲量が増えればそれだけ価格も安くなります。味がよくて価格も安くなるので、魚は旬の物がおすすめです。
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