【仕入れ】鮮魚の仕入れ!輸出・輸入に欠かせない海上貨物輸送

鮮魚の仕入れ!輸入する場合の輸送方法や通関手続きについてご紹介!

鮮魚の仕入れをする以上、輸入や輸出に関する知識を得ることも大切です。この記事では、輸入・輸出をするにあたって知っておきたい海上貨物輸送や、貨物の輸入フローについて、詳しく解説します。

海上貨物輸送の特徴とは?

ロープでつながれた黒い貨物船

日本は、四方を海に囲まれている島国という地理的な理由もあって、輸出・輸入のほぼすべての貨物が海上輸送によって運ばれている、といっても過言ではありません。

日本企業は、海外への進出も積極的に行っていることから、日本以外の国への輸出にも海上輸送は欠かせない存在となっています。

海上貨物輸送の特徴とメリット・デメリット

海上貨物輸送とは、貨物を船で輸送する方法のことです。船で輸送をすることで、多くの荷物を一度に運ぶことができます。運ぶ荷物の重量や大きさに関する制限がなく、輸送にかかるコストが抑えられることが大きなメリットです。

一方、海上貨物輸送にはデメリットもあります。船での輸送は時間がかかるため、温度調整が必要な貨物や、壊れやすい機器類などは海上輸送に向いていません。

海上輸送にかかる時間は、近距離である東南アジアであれば12日間ほどです。ヨーロッパなど遠距離の場合は、1ヶ月から2ヶ月ほどかかります。予定した日に貨物が着かない、荷物の品質に影響を及ぼす可能性があるといったことも考慮しておかなければなりません。

航空貨物輸送の特徴とメリット・デメリット

航空貨物輸送とは、飛行機で貨物を運ぶ輸送方法のことです。船での輸送と比べて、輸送にかかるスピードが短いことが大きなメリットとなります。

輸送の際に、破損などのトラブルが発生する可能性が少なく、温度や湿度の影響を受けにくいこともメリットです。また、セキュリティが高いことも特徴です。

航空貨物輸送のデメリットは、海上輸送と比べて、費用がかかる点が挙げられます。海上と比べて、約3倍から5倍のコストがかかります。また、飛行機で輸送する場合には、輸送できるサイズや重量に制限がある点に注意が必要です。

そのため、航空貨物輸送は、日持ちがあまりしない食品類や、温度管理が必要となる検体・ワクチンなどの医薬品、精密機器や船で運ぶことが難しい荷物、重量が軽い荷物の輸送に向いている方法だといえます。

2種類の輸送方法の特徴、メリットとデメリットを知っておくことで、最適な輸送方法を選ぶようにしてください。

輸入・輸出で知っておきたい!輸入貨物の到着から引き取りまでの流れ

握手とぼやけた街

輸入をする場合、海上貨物輸送、航空貨物輸送、どちらの輸送方法においても、貨物が到着後に、税関に関する手続きが必要です。ここでは、引き取りまでの流れについて解説します。

海上輸送貨物の到着から輸入通関手続き

外国から日本に到着した貨物は、保税地域と呼ばれる場所に一旦搬入されます。

保税地域とは、貨物の輸出、もしくは輸入の許可を得て、関税手続きがすべて完了するまで、保管しておく場所です。税関手続きや検疫、審査などを行いやすくするために設けられています。

搬入された貨物は、管轄している税関へ輸入申請を行わなければなりません。この流れを、輸入通関手続きと呼びます。

輸入申告書に決められた事項を記入して提出します。その後、輸入の許可を得ることが可能です。必要であれば、定められた検査や審査を受け、関税や消費税を納付します。

海上輸送貨物の場合、日本に到着してから、輸入許可が下りるまでに必要とされる日数は、約2.5日です。

現在では、税関や通関業者など関連機関の輸出入ネットワークシステムである、輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を用いて、やり取りが行われています。

航空輸送貨物の到着から輸入通関手続き

航空貨物輸送の場合も、海上輸送貨物と同様に、輸入通関手続きが行われます。貨物を搭載したコンテナが飛行機で到着すると、そのまま貨物ターミナルに搬入され、輸入申告手続きが開始されます。無事に輸入許可を受けると、国内引き取りが可能です。

航空輸送貨物は、急ぐ物がほとんどです。そのため、許可が下りるまでの平均時間は12時間となっています。

貨物の引き取り

税関から、輸入許可書を得られれば、輸入された貨物を、国内貨物として引き取ることが可能です。コンテナドレージ、トラックなどで配送をする手配を行います。

株式会社 龍原なら、海外への輸出・輸入の対応も可能です。

海外への輸入・輸出でお困りなら株式会社 龍原へ!

基本的には輸入された貨物は、輸入許可を受けた後でないと、貨物を引き取ることはできません。しかし、鮮魚など、すぐ輸送する必要がある貨物は、通常の輸入通関手続きを受けると時間がかかってしまい、影響が出ることがあるので注意が必要です。また、輸入申告時に関税の額と同等か、それより多い担保を提供することによって税関長の承認を得て、迅速に引き取ることができる「輸入許可前引取承認」といった、各種制度を利用することも可能です。

株式会社 龍原では海外への輸出・輸入の対応も可能となっております。新鮮な水産物の輸入方法のご相談は、ぜひ株式会社 龍原へお問い合わせください。

水産物の仕入れに関する豆知識

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