【業務用】増加し続ける海外の水産物需要について徹底解説!
業務用水産物の仕入れ会社をお探しの方に向けて、近年増加し続ける海外での水産物需要について徹底解説します。日本が水産物輸入国である理由についてもご紹介いたしますので、併せてご覧いただけましたら幸いに存じます。
増加し続ける海外の水産物需要
過去20年以上にわたって魚離れが進んでいる日本ですが、世界的にみると、ここ数年で空前の魚ブームが到来しています。
とある団体による調査によると、過去50年間で食用魚介類の消費量はおよそ2倍に増加したようです。特に、中国やインドネシアなどのアジア諸国での需要の高まりがとても顕著にあらわれています。
その大きな理由として次の4つが考えられています。
世界の水産物需要が高まっている4つの理由
- 魚をはじめとする水産物が高品質なタンパク源として認知されてきた
- 世界各国で健康ブームが続いている
- 発展途上国などが、芋類などの主食に加えて肉や魚などの動物性タンパク質を摂取するようになった
- 世界人口が断続的に増加傾向にある
肉類と比較して低カロリーかつ良質なタンパク源であることが認知された結果、健康志向の高い人たちから人気を集めました。それが、水産物の需要を高めている大きな理由です。
さらに途上国などによる消費の増大や世界的な人口増加によって、水産物の需要は今後さらに高まっていくでしょう。特にアジア圏の人口増加はとても顕著で、今後40年以上にわたって人口増加が継続していくと予想されます。
世界中で水産物の需要が高まることで、日本での水産物の価格が高騰してしまい、結果としてより深刻な魚離れが進む可能性も否定できません。
かつては水産物消費量世界一だった日本ですが、価格が高い、料理がしづらい、そして食べづらいなどの様々な理由から、日本人の食の欧米化がどんどん加速しています。
日本は水産物輸入国である理由
魚離れが進んでいるとされている日本ですが、それでも魚介類の消費量は世界的にみても大きな国です。
漁獲量が多いイメージのある日本ですが、実は他国の水産物を輸入する輸入国です。2017年の水産物輸入額は、アメリカに続いて世界第二位を記録しました。そこでここからは、日本が水産物輸入国である2つの理由について詳しくご紹介しましょう。
世界的に肉類よりも水産物の輸出が盛んである
世界の水産物のおよそ3割以上が輸出されています。最近では、輸送技術が進歩したことにより、水産加工工場を人件費の安い発展途上国に移設する動きも盛んになっており、水産物による貿易は今後どんどん加速していくことが予想されているのです。
特に中国やベトナム、インドネシアなどのアジア諸国にとっては水産物輸出が重要な収入源となっています。特に中国は、2004年に水産物輸出世界トップに君臨しました。養殖業も盛んであることから、今後より一層水産業が盛んになっていくと考えられます。
日本国内の漁業が衰退している
1989年に世界最大の漁獲量を誇っていた日本ですが、その後オイルショックによる燃料の価格高騰や排他的経済水域の設定などにより、徐々に漁業が衰退していきました。
そのため、国内の需要をまかなうために諸外国からの輸入にどうしても頼らざるを得ない状況なのです。サケやえび、マグロなど、日本人が好む水産物の多くが輸入されています。
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世界で増加し続ける水産物需要、そして日本が水産物輸入国である理由について詳しくご紹介しました。価格が高騰し続ける水産物ですので、良質で安価な商品を安定的に供給している仕入れ会社を探すことがとても大切です。
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