【仕入業者】水産物・海産物の飲食店なら知っておきたい漁業の種類

水産物を取り扱う飲食店が知っておきたい豆知識とは?

水産の仕入業者について調べているけれど、日本漁業についての知識が全くないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、日本漁業の種類について詳しく紹介します。日本の魚食文化についてもお教えしますので、ぜひともご覧ください。

【水産業】飲食店なら知っておきたい!日本漁業の種類

網に入った大漁の魚とクレーン

日本漁業には、沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業の3つがあります。ここでは、3つの種類の特徴をご紹介します。

沿岸漁業

沿岸漁業は、日帰りで行う漁業です。日本全国で行われており、全体の8割は沿岸漁業にて魚を漁獲しています。家族経営で行っていることが多く、5~10トンの小さな船で出航します。

日帰りで行うので、遠方には行きません。漁獲できる魚は季節や地域によって異なるため、旬の魚を漁獲することが可能です。漁法も地域によって変わります。

また、魚だけでなく、貝や海藻も沿岸漁業にて漁獲します。

沖合漁業

沖合漁業は2~3日かけて行う漁業です。日本周辺の沖合まで出向き、アジやサバなどを中心に漁獲します。なかにはロシアの水域まで出向いて漁業を行っているケースもあります。遠方まで行く場合は、1ヶ月ほどかけて漁を行うケースも多いです。

2~3日かけて魚を漁獲するため、船は20~150トンと沿岸漁業に比べて大きいものを使います。網で魚の群れを囲って漁獲する巻き網漁法だけでなく、海底に沈めた網を船で引っ張って漁獲する方法も行います。

巻き網漁法ではアジやサバ、イカなど、底引き漁法ではエビやタコ、ズワイガニなどの漁獲が可能です。

遠洋漁業

遠洋漁業は50日~1年かけて行う漁業です。日本から離れ、大西洋やインド洋、アフリカ近海まで出向いて魚を漁獲します。漁獲できるのはマグロやカツオがメインとなっており、漁法によってはイカも可能です。

漁法は延縄漁法やカツオ一本釣り漁業など、魚に応じて変更します。沿岸・沖合に比べて海に出る期間が長いため、乗船する人数が多く、船も139~500トンと大きくなっています。

日本が育んだ「魚食文化」

刺身の盛り合わせと豪華な丸皿

日本は島国であることから、周辺に漁場が多くあります。古くから魚食文化があるため、日本人にとって魚食は当たり前のものとなっています。ここでは、日本が育んだ魚食文化についてご紹介しましょう。

縄文時代から根付いている魚食文化

今から1万年前以上の縄文時代から、魚食は行われていました。貝類の殻などを廃棄して層になった遺跡である貝塚には、魚の骨などが見つかっています。魚は海水魚や淡水魚だけでなく、くじらやイルカなどの大型の魚も食べられていたようです。

時代が変わるにつれて、アユや鯉などの川魚、アワビやサザエなどの貝類も食べられるようになりました。

一般家庭で魚が食べられるようになったのは昭和30年後半から

魚は日持ちしないことから、昭和初期までは一般家庭にさほど普及していませんでした。時代の変化とともに漁獲できる魚の種類は格段に増えましたが、海から都市部まで運ぶ間に魚が傷んでしまうのが問題視されていたのです。

昭和30年代後半ごろに冷蔵庫が誕生し、魚を保存できる場所ができたため、食卓に並ぶようになりました。都市部にも鮮度のよい状態で運べるようになったので、現在では、海に隣接していない県でも新鮮な魚を食べられます。

魚の摂取量は年々減少傾向に

たくさんの魚が手に入る日本ですが、魚の摂取量は年々減少しています。平成18年ごろには肉の摂取量が魚を上回っていることから、主食が肉へと変化していることがわかります。

高齢化が進むことで魚の摂取量も増えるとされていましたが、それも昔の話で、現在は高齢化が進んでも魚の摂取量はさほど増えていないようです。

子どものころから魚をしっかり食べることがおすすめ

大人になっても苦手意識がないように、子どものころから魚を食べさせてあげること大切です。魚には肉にはないEPAやDHAといった栄養素が含まれているため、健康を保つのにぴったりといえます。

魚は骨があるため、食べることが苦手だという方も多くいます。苦手意識から長く食べないままでいると、大人になっても食べる機会がなく、大切な栄養素も摂取できません。

子どものころから魚食を習慣にすることで、苦手意識を持たずに食べられるため、食卓には魚も出しましょう。お肉にも必要な栄養素が含まれているので、バランスのよい食事を意識することが大切です。

水産物・海産物の仕入れ業者をお探しなら株式会社 龍原にご相談を!

日本漁業には3つの種類があり、漁場や収穫できる魚などが異なります。日本は島国であることから、魚食文化が根付いている国でもあります。魚には豊富に栄養素が含まれているため、肉ばかりではなく魚も積極的に食べることがおすすめです。

飲食店を経営しており、水産物を仕入れたいと考えている方は株式会社 龍原にご相談ください。弊社では新鮮な水産物を安く、店舗までお届けしております。市場などに足を運ぶ必要もございませんので、手軽に欲しい魚を手に入れられます。

株式会社 龍原へのお問い合わせはお気軽にどうぞ

水産物の仕入れに関する豆知識

海産物を水産仕入業者から購入をお考えなら株式会社 龍原へ

会社名 株式会社 龍原
代表取締役 張 明哲
住所 〒130-0026 東京都墨田区両国4丁目36−7 ガイ・センタービル8階
電話番号 03-5604-5008
URL https://ryugen.co.jp/
営業時間 9:00~18:00
定休日 土曜日・日曜日・祝日
事業内容 水産業、物流サービス、人材派遣・育成、ネット販売
アクセス 両国駅から徒歩5分